こんにちは。吹雪です。
歌手を目指すにあたり、久々に泣くぐらい面倒なことがありました。
私としてはかなり珍しく回復が遅れたのと、その 復活 方法が自分にとって意外だったので、いつかまた同じ状態になることがあるだろう未来の自分のために、ここに過程と現時点での結論を書いておこうと思います。
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目次
面倒なことって?
私にとって面倒なことは、自分の心の状態とその原因が解析不能になり、その状態から抜け出す方法が分からなくなることです。
勿論、心理学とかを学んだ経験も皆無ですし、自分の心を常にコントロールできるとか、そんなことは全く思っていないのですが、せめて自覚できるものに関してはなんとか対処したいな、と思っています。
今回の場合は、心にポンッと石を置かれたような、そんな状態になり、一週間程抜け出せませんでした。
事の経緯
発端は、私が通っているボーカルスクールで受けた「プロデューサーチェック」でのプロデューサーさんのコメントでした。
プロデューサーチェック
プロデューサーチェックというのは、音楽業界の第一線で活躍されているプロデューサーさんの目の前で一曲歌い、その場で評価していただくというものです。一回5400円で、約4ヶ月に一回任意で受けられます。
その評価が良いと、レッスンが一回分無料で追加できたり、オーディションで優遇されたりといった特典を受けることが出来ます。
今ちょっとスクールのサイト漁ったんですが、プロデューサーチェックについての言及が見当たらない…。
2013年の時点で既にあって、今も継続してあるものなのに…解せぬ(-_-;)
暗に「個性」が無いと言われた
そのプロデューサーチェックを2018年4月21日(土)に受けたんです。
歌った曲は、AKB48さんの「365日の紙飛行機」でした。
告げられた感想は、
「唱歌みたいに聞こえる」
でした。
褒め言葉も加えると「口の開け方とかをきちんとやろうとしていて、音やリズムと真剣に向き合っていると感じた。でもなんというか…唱歌みたいに聞こえるんだよね。学校の音楽で習う、あんな感じ」というコメントでした。
「それは、個性を出せということですか?」とお伺いしたら、何やら言葉を濁されていましたが…。まあ、つまり今の私の歌からは私の個性が伝わってこないということでした。
個性がない=歌手にはなれない?
ショックを受けた…という感覚はありませんでしたが、唱歌だという感想をどう受け止めていいのか分からず、ひたすら戸惑いました。
2013年4月から今まで、プロデューサーチェックや他のレッスンを通して何度も先生などから感想やご指摘をいただいてきましたが、「個性がない」という指摘は初めてでした。
勿論、プロデューサーさんがおっしゃったのは、あくまで披露された歌に特徴を感じなかったということであり、私自身のことを言及したわけではないのは理解しています。
ただ、歌手を目指す人間というのは多かれ少なかれナルシストなんですよね、きっと。
だから、ご多分に漏れず、自分には個性がある、自分は他の人とは違うと思っている私には結構響いたようで、その後、戸惑いを晴らそうと家で好きな歌を歌っても歌に集中しきれず、心に違和感が残りました。
担当の先生が慰めてくれた
プロデューサーチェックがあった次の日、偶然にも個人レッスンを入れていました。
いつもは、気分転換の意味も兼ねて翌週以降に入れることが多いのですが、今回は先生がGW中日本にいないとのことでそれが出来ませんでした。なので仕方なく次の日に入れたのですが、今思うと予約入れたときの私グッジョブ!って感じですね。
担当の先生には、スクール入学当初からずっと個人レッスンを担当していただいていて、もう5年程お世話になっています。なので、プロデューサーさんの感想を聴いた私がどんな状態なのかばっちり見抜いていたようで、慰めてくださいました。
先生としては、気にする必要ないって。
個性は確かな歌唱力の上に成り立つものだから。だから、その歌唱力をあげるための練習をしてるのは何も間違ってないし、私に個性がないとは全然思わないって。— 紫桐 吹雪 (@sitouhubuki) 2018年4月22日
今は、歌を自由に表現できるようになることが一番大切だから。
そのための練習してるから、何も間違ってないって。— 紫桐 吹雪 (@sitouhubuki) 2018年4月22日
歌を歌ってると、色んな人が好き勝手色んな事言うけど、いちいち気にする必要ない。
その人はそう感じたってだけなんだから。— 紫桐 吹雪 (@sitouhubuki) 2018年4月22日
…みたいなことを言われたはず。
泣かないように堪えてたら(結局泣いたけど)レコーダーの録音ボタン押すの忘れるという大失態をおかしたから、緊急でTwitterにメモりました💾— 紫桐 吹雪 (@sitouhubuki) 2018年4月22日
そのあと、声を出せるような感じじゃなかったから、昨日の録画観たけど、唱歌云々の前に音外してたし、リズムずれてたよね(笑)
あっはっはっ…まだまだですな(  ̄▽ ̄)— 紫桐 吹雪 (@sitouhubuki) 2018年4月22日
私は、傷ついたときではなく、そのことについて慰められたときに涙腺が制御不能になるタイプなので、20分ぐらい涙が止まらなくて大変でした(笑)
きっと上記以外にも心の支えになるようなことを言って下さってたと思うのですが、涙を止めようと必死だったので、あまり記憶に残ってないのが残念です…。
結局この日の個人レッスンは、慰めていただいたのと、過去のプロデューサーチェックの映像を見ただけでした。
それでも残る違和感
歌に関して個人レッスンで慰めてもらって泣くというのは、別に初めてのことではありません。
原因とかは覚えてないのですが、既に数回はやらかしています。
今までは、個人レッスンで泣いたあとは自然と復活できていたのですが、今回はなぜか心の違和感が消えませんでした。
家で好きな歌を歌っても、散歩をしても、会社の飲み会でこのことを愚痴っても、なぜか消えることはありませんでした。
違和感を持ってからもう一週間経ってしまう…。解消方法が分からず、流石に焦りが出てきたときに受けたのが、グループレッスンでした。
終わったときには消えていた
グループレッスンとは、予め日時と学ぶテーマが決まっているレッスンで、大体の人は1ヶ月に2回受講できます。このときは、「レベルアップボーカル」というレッスンを取っていました。
テーマが決まっているとは言っても、担当する先生によって内容が全然違っていて、今回は身体の使い方8割、歌唱2割程度の比率のレッスンでした。
違和感が消えていることに気付いたのは、身体の使い方を教えていただいた後、先生のピアノ伴奏で歌を歌ったときでした。
他の何を気にすることもなく、ただ歌詞を自分の言葉にして音と共に声に乗せる。
…上手く表現できないのですが、そんないつもの感覚が戻ってきていました。
その後、先生からお腹を使って歌うように注意してくださいと指摘されたのはご愛嬌ですが(笑)
復活できた要因
そんな感じで今回起きたプチ不調は事なきを得たのですが、また同じことが起きるだろうことは明白なので、復活できた具体的な要因を考えることにしました。
ボイストレーニング
違和感が消えた直前の行動は、身体の使い方を教わりながら実際に身体を動かすというものでした。いわゆるボイストレーニングです。
それを踏まえて、今までの個人レッスンでは慰めてもらった後に立ち直れていたけど、なぜか今回は立ち直れなかったということを改めて考えてみると、とても単純ではっきりとした違いがありました。
それは、慰めてもらった直後にレッスン内でボイストレーニング又は歌を歌っていないということ。
違和感が残っていた間も、今までと何が違うのか考えてはいたのですが、泣いた時のレッスン内容は、慰めてもらったという印象が強かったので、実際に違和感が消えるまでその違いに気付きませんでした。
「今、ここに集中する」ということ
ボイストレーニングには、正しい発声をするとき自分の身体がどういう状態になるかというのを認識し、その感覚を常に再現できるようにする、という目的があると思っています。
つまり、ボイストレーニングを行うということは、その時の自分の身体の感覚を研ぎ澄ませるということであり、一種のマインドフルネスになっているのではないかと思い至りました。
マインドフルネス、恐るべし。
ということで、今後個人レッスンで慰めてもらうようなことがあったときは、泣いた直後でまともに声が出なさそうでも絶対にボイストレーニングをやってもらうようにします!
因みに、ボイストレーニング自体はグループレッスンを受ける前に家で自主的にやってたんですが、やっぱり先生に見ていただいてるときと、自分一人でやるときでは何かが違うんですよね…。集中力の差なのかな?…精進します。
終わりに
今までにも、マインドフルネス自体は5分間瞑想とかやってみたことはあったんですが、今回のように、はっきりと効果を実感したことがなかったので、正直ビックリしました。
自律神経安定のためにも、ボイストレーニングに集中していたときの感覚を忘れないようにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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