こんにちは。吹雪です。
録画していたアニメを見ていたら、昔のお馬鹿なエピソードを思い出したので、忘れないうちに書いておこうと思います。
目次
思い出したきっかけ
『カードキャプターさくら』という漫画をご存知でしょうか。
私は小学校から中学生ぐらいまで、『なかよし』という月刊の少女漫画雑誌を定期購読していたのですが、その中で連載されていた漫画です。
主人公のさくらちゃんが可愛くて可愛くて大好きでした。漫画は全巻まだ持っていますし、当時はアニメも映画も全部観てました。『なかよし』の全員応募者サービスは必ず応募しましたし、音がなって星の部分が回る魔法の杖も、占いもできる魔法カードも、カードを差し込んだりボタンを押したりすると音声が流れる魔法カードを入れる本(?)も、劇場版で出てきたカード専用のショルダーバッグも持ってました。…今はグッズ類は全てまんだらけにお渡ししましたが。
一度完結したのですが、最近になって同誌でまた連載が始まり、それがNHK系でアニメ化されています。
今回私が観たのは、そんなアニメの第11話でした。
きっかけは、本編の流れとはあまり関係ない学校のお昼休みのシーンでした。近く行われる球技大会の種目について、転校生が「テニスはしたことがある」という発言に対し、いつもちょっとした嘘ネタを披露する男子が「今回はテニスはないけどバドミントンはあるよ。バドミントンといえば…」と珍しく嘘ではなく本当のネタを語っていました。
テニスとバトミントンか…、そういえば昔テニスとラケットベースを勘違いしたことがあったな…と。
林間学校での一コマ
確か、小学校4~5年の夏の林間学校での出来事だったと思います。
何日目かのイベントの一つに、「みんなでそれぞれ好きなスポーツをしよう」的なものがあったんです。
事前にやりたいスポーツを第3希望まで紙に書いて出して、実際にどのスポーツをやるかは完成したしおりで公開という形でした。
スポーツに対する認識
皆さんは、スポーツの種類やルールをどのような経緯で知りましたか?
私の勝手な想像だと、家で親がスポーツ観戦をしているのを一緒に見て覚えたり、友達と遊んだりしているときに実際にやってみてルールを知ったりしたのではないでしょうか。
私がそう思うのは、そういうことが私生活でなかったからです。
両親は家でお酒もタバコも嗜みませんし、スポーツ観戦もしません。テレビも私が見ていたアニメ以外ではニュース番組のみという状態でした。
私自身も小学校のときは習い事が多かったので、基本的に学校と習い事と塾と家の往復という生活を送っていて、スポーツが出来る人数で遊ぶということは滅多にありませんでした。
まあ、あったとしても鬼ごっことかドッジボールとか、いわゆるスポーツ種目ではなかったです。
そんな感じだったので、小学生の私の中のスポーツの種目に対する知識はとても残念なものでした。
…まあ、今でも残念なんですけど(笑)
ラケットを使用するものという認識はあった
やりたいスポーツを紙に書くとき、やってみたことがないけどやってみたいスポーツとして、頭の中にテニスをやっている光景が浮かびました。
問題は、今でこそ浮かんだ光景が「テニス」というスポーツだとはっきり言えるのですが、当時の私は種目名がはっきり分からなかったということです。
ネットを挟んでボールを打ち合うということは理解していました。ただ、種目名は覚えていなかった…。
でも、その思い浮かんだスポーツをやりたいという思いはあったので、選択できるスポーツ一覧から必死に探しました。それっぽい名前を。
今思えば、図書室にでも行って調べれば良かったんだと思うのですが、しなかったところを察するに、そこまでの興味はなかったんですね、きっと。(当時はガラケーどころかPHSの時代だったから、当然インターネット検索はできなかった)
結果的に一覧を見ても正しい種目名にたどり着かなかったことから、恐らく一覧に「テニス」という文字はなかったんだと思います。流石にあったら気づいてた…はず(汗)
で、一生懸命それらしい名前を探していた私は、ある種目名を見つけるわけです。
それが「ラケットベース」でした。
悲しいかな、ボールを打つときに使用する道具の名前は知ってたんですよ。何その中途半端な知識(笑)って感じなんですけど。
「ラケット」と名が付くのだから、この種目はラケットを使用するスポーツなのだろう。つまり、私がやりたいと思っているものかもしれない!
と、頭の中がお花畑な小学生の私は思ったわけで。
結果、第1希望に「ラケットベース」と書いたのです。とても残念ですね!
因みに第2希望には「バトミントン」と書きました。(これはどういうスポーツか理解した上で書きましたよ!)どうやらその時の私はラケット系をやりたい気分だったようです。
そして、私は望み通り(?)第1希望で出した「ラケットベース」の枠に滑り込むことができました。
ラケットベースボール
上記に書いた「ラケットベース」という種目ですが、正式には「ラケットベースボール」というそうです。(今調べた)
内容は、バットではなくラケットを使った野球です。
そう、野球だったんです。
そして、私が通っていた小学校は公立で、林間学校には男子も女子もいた…とくれば、もう何となくどんな自体になったか想像できるかと思います。
そう、私以外は全員男子という、完全アウェーな状態になったのです。
性別が女だから?
男女の差が出るのって、いつ頃からだと思いますか?
私自身は中高一貫校の女子校に行ったので、中学校以降の成長の違いを知らないのですが、少なくとも小学生4~5年の時点ではそんなに変わらないんじゃないか、って思うんですよ。
最初の方に習い事をしていたと書きましたが、その中に水泳と体操教室(学校の体育の授業みたいなもの)があって、週一で通ってたんです。だから、そんじょそこらの男子より劣っているとは思っていませんでした。
私のチームだけ10人だった
完成したしおりに書かれていたチーム編成を見て、思わず首をかしげました。
ラケットベースの欄に、野球と同じように1チーム9人の設定で名前が並ぶ中、私の名前が列から外れて書かれていたんです。
↓こんな感じ(○:男子 ●:私)
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○
○ ○● ○ ○
○ ○ ○ ○
しかも、実際にラケットベースをするために集まったときも、この並び方で整列することになったので、それはもう居づらいことこの上なかったです。
いつ誰に聞いたのかはもう覚えていませんが、振り分けをした教師側としては、この種目を希望した生徒で女子が私1人だったから、本来の定員(9人×チーム数)より1人ぐらいなら多くても良いだろうということで入れてくださったそうです。
つまり、舐められたんですよ。女子1人増えたって誰も文句言わないだろうって思われるぐらい。
それは、整列で集まったときぐらいから何となく勘付いていたので、非常に腹立たしかったです。
女子からの陰口
私は幼稚園も小学校も、男子と一緒にいることが比較的多かったと思っています。
今も、見た目と違って性格がボーイッシュだと診断されるので、小さい頃からそういう傾向があったんだと思うのですが、そういう女子を特定のグループの女子は嫌いますよね。
こちらからしてみれば、グループになって集まって誰かの陰口とかイヤミを言い合ったりする方が理解し難かったんですけど。勿論、自分が陰口を言ったことがないわけではないですが。
そういう女子達って、目敏いんですよね。自分達のグループの名前が一切載っていないところもくまなく見たらしく、林間学校中にこそこそと私に対して何か言ってましたね。聞こえるように。
「男子の中に女子1人とかさ…、狙ったんじゃない?」
って会話が聞こえてきたのははっきり覚えています。
いやいや、希望制とはいえ決定権がこちらにないのにどうやってピンポイントでそんなとこ狙うんだよ(怒)
って心の中で反論してましたね、確か。
丁度、どうやらこれから参加するラケットベースというものは、私が望んでいたスポーツではないらしいということを悟った辺りだったので、気が立ってたのもあったんですけど(笑)
でもまあ今思うと、ラケットベースが野球っぽいものだときちんと認識していれば、高確率で男子に囲まれる状態になるのは予測できることなので、そう思われても仕方ないですね。
ただ悲しいかな、私は女子達が思っているよりもそういうことに興味は無かったし、そういうことに思い至らない程度にはお馬鹿さんだったんですよ。。。
試合の様子
そんなわけで、基本男子9人チーム、1チームのみ男子9人+女子1人で行われた試合ですが…。
結論から言うと、私はきちんと1人分の役割を果たしました。
「すげえ、なんだあいつ…」
「やべえ、アイツ走るの速えんだけど」
的なことを男子に言わしめた記憶があります。
実は、野球という種目のルールも詳しくは知らなかったのですが、要は飛んでくるボールを打ち返してなんか四方に置いてある板みたいなの踏んで回ればいいんでしょ?程度の認識はあったので、とりあえず思いっきりラケット振ってボールぶっ飛ばして(ラケットをどの時点で手放して良いのか迷って暫く持ったまま走った記憶があるw)四方を全速力で走っただけなんですけどね。(因みに一回場所を間違えて来た道戻ったりしました。それでも間に合いましたよ!)
男子(と教師)が思っていたよりも打ち返す球はよく飛んだし、思っていたよりも走りは速かったようで。
二度目のバッターがまわってきたときは、皆さん一度目のような油断はなかったですね。勿論、油断されなくても善戦しましたが。
やりたかったテニスは出来なかったし、性別が女ってだけでなんか嫌な感じだったけど、最終的には身体動かせて「楽しかった!」っていう記憶が残っています。勝敗は覚えてないんですけどね(笑)
終わりに
だらだらと思い出話を書き綴ってしまいましたが、如何でしたでしょうか。
私の当時の残念さがよく伝わってきたかと思います(笑)
でも、今もあまり変わってないと思うので、まあ…こんなやつなんだな、と思っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。