【糖質制限】私が糖質制限を始めた理由

糖質制限始めた理由 健康

こんにちは。吹雪です。

今回は、私が糖質制限を始めた理由を書こうと思います。

現時点(2019年)で始めてから既に7年余り経っているためすっかり忘れ去っていたのですが、糖質制限をするなんてご飯が好きすぎて無理、とか、一度糖質過剰摂取による大病を患って懲りたぐらいじゃないとがっつり糖質制限なんてできない、などの意見を見ているうちに、ふと思い出したんです。

そういえば、糖質制限を始めた当時の私も、かなり危機感を持って糖質制限に臨んでいたな、と。

時間が経つとまた忘れそうなので、今のうちに残しておこうと思います。

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少しでも健常者の土俵に近づくために

私が糖質制限を始めたのは、少しでも早く身体を健康な状態にするためでした。

糖質制限の理論が正しいのであれば、きっと糖質を普通に摂取している人よりも身体の健康面では優位に立てる。
そうなれば、例え障害を持っている私でも、障害を持っていない普通の人と、少しでも渡り合えるようになる。

当時の私は、そう思い、糖質制限を始めました。

糖質制限を知ったきっかけ

私が糖質制限を知ったのは、ちょうど大学3年の就職活動が始まって1ヵ月ぐらいのときでした。

当時毎日拝見していた夏井睦先生のブログに下記の本が紹介されていたため、発売日当日に就活スーツのまま本屋に買いに行ったのを覚えています。

一通り読んで内容を理解した後、これは理屈が通っていると思いました。

大学受験で生物を選択していなかったので、人間の身体の仕組みについては知識があまりありませんでしたが、それでもこれは真実なのだろう、と思いました。

ただ、流石に直に実行には移さなかったと思います。

多分、1食ぐらいは普通にご飯食べたんじゃないかな?食事を出してくれる母や祖母と話さなくちゃいけなかっただろうし。

それまでは和食好きでお米大好きだった

今でこそ息を吸うように糖質制限をしていますが、糖質制限を知る前は三食しっかりご飯(白米または玄米とか)をいただいていた和食大好き人間でした。

大学に入ってから、エリカ・アンギャルさんの本をきっかけに、有機野菜やマクロビオティックなどにハマっていたので、白米よりは玄米、白砂糖よりは三温糖、という意識はありましたが、お米自体が身体に悪いなんて微塵も思っていませんでした。

糖質制限をやる必要性を感じた

そんな状態だった私が、まだローソンに糖質オフパンのブランパンも登場していなかった時期に糖質制限を開始したわけですが、実際にやろうと思うに至るには2つの理由がありました。

1. 常識が真実ではないことがあると知っていた

上記に書いたように、糖質制限を知るきっかけになったのは夏井睦先生のブログなのですが、そのブログを読むようになったきっかけが、下記の「傷はぜったい消毒するな」を読んだことでした。

この本には、私にとって常識だった「怪我をしたら傷口を消毒する」という行為が、逆に治癒を遅らせる要因になっているということが書かれていました。

あまりにも常識と違うことが書かれているので、トンデモ論なのではないかと感情的に否定したい気持ちにもなりましたが、実際に書かれている方法で傷が痛みなく早く治るのを体験すると、受け入れざるを得ませんでした。

他にも化粧品についてなど、肌関係についての真実が赤裸々に書かれていて、かなり衝撃を受けました。
読んだのが就活のちょっと前ぐらいだったので、化粧との折り合いをつけるのが大変でした(笑)

なので、「和食は健康的」という常識を否定する糖質制限も、比較的柔軟に受け入れることができました。

2. 精神的に切羽詰まっていた

以下の記事にさらっと書いたのですが、私は大学の入学式の数日前に抗NMDA受容体脳炎という病気にかかり、約6カ月ほど入院していたため、大学に予定通り入学することができず、1年間休学しています。

抗NMDA受容体脳炎 罹患からの流れ

つまり、大学に実際に通い始めるのが1年遅れになってしまっていました。

それでも、退院してからひたすら体力回復と学力回復に努めて、ギリギリなんとか通える状態に持ってきての復学だったのですが、就活するにあたり、その焦りが裏目に出てしまいました。

それは、体力や障害の影響で、正社員の規定就労時間分きちんと働けないかもしれないということでした。

リハビリテーション科の先生曰く、人がストレスを感じる環境というのは、少ない方から「自宅→学校→職場」なんだそうです。

特に私は自律神経の障害が残ったので、ストレスの影響を受けやすく、普通の人と比べると疲れやすいとのことでした。

就活を始めた段階では、私自身は大学生活を送るので精一杯といった状況で、就職してさらに厳しい環境になるとどうなるのか、とても不安でした。

無理せず、もう一年休学してしっかりリハビリしてから復学した方が良かったのではないか。
そういう思いもよぎりました。

けれど、真面目な話、もうこれ以上無駄に遅れをとるわけにはいかなかったんです。

元々、お金がないから国立大学に行け、と親に散々言われていました。
それはもう呪いのように。

けれど私は、例え中退になったとしても、行きたい大学に行って学びたいことを学びたかったので、結果的に私が受験した大学の中で一番学費が高い私立大学に通うことになりました。

この時点で既に大学に4年間きちんと通えるかも分からない状況だったのに、さらに入学さえしていない段階でとんでもなく厄介な病気にかかってしまい、莫大な医療費がかかってしまいました。

合計金額なんて計算していないけれど、おそらくマンション買えるレベルだ、と母は申しております…。

当時は保険適用外の治療を行ったら、その他の保険適用内の治療も全て全負担になるという世界だったので、治療法が確立されていない中であらゆる方法が試されたということは…ねえ?
想像したくないですね。。。

そんな後に、本来お金がないからダメと言われていた大学に、リハビリも兼ねて通えることになったらどうしますか?

私は、死に物狂いできちんと4年で卒業しなくちゃ、と思いました。
必ず最短の4年で卒業して、その足で就職して働かなくては、と。

なので、個人的に一刻も早く働いて稼ぐ側にならなくてはいけなかったのです。

藁にもすがる思いだったのかもしれない

今振り返ってみると、大分精神的に追い詰められていたのだろうと思います。

自発呼吸が訓練なしで出来て驚かれるような状態から、何とか大学生活を送るまでには来たけれど、このまま流れるだけの生活ではどうやっても他の人と同じ土俵に立てない。

でも、働くためにはどうにかして近づかなければ、就職できてもきっと仕事が続けられない。
けれど、大学生活も就活もしつつ、それ以上のことをする余力もない。

そんな状況で、炭水化物を食べないだけで身体の状態が良くなるという情報を手に入れたら…そりゃあやりますよね。

だって、食べなきゃいいんだもん(笑)

終わりに

そんなこんなで始めた糖質制限が、気づけば7年以上も継続できているというのはなんだか感慨深いです…。

もはや糖質を摂りすぎると身体が勝手に拒絶反応示すようになってますし、もう以前の食生活には戻れないですね。

ちなみに土俵云々の結論としては、いくら身体面で優位に立ってても、肝心の脳の方がエラー出すと身体の方も問答無用で「無理!!」ってなるので、体調面で渡り合うのは結局厳しいな…って感じです。(笑)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。